自分年金はなぜ必要なのか?
自分年金とは,老後の資金のうち公的年金で賄えない部分を補う自分で作る私的年金のことです。
では,自分年金はなぜ必要なのでしょうか?
自分年金が必要な理由は,いくつか考えられますので,その理由を以下見ていきましょう。
1,公的年金があてにならないから,自分年金が必要なのです!
2,医療技術が進歩し,長生きするようになったので
3,公的年金が支給年齢を上げそうなので
4,退職金が景気悪化の影響で,昔ほどあてにならないから
公的年金があてにならないから,自分年金が必要なのです!
医療技術が進歩し,長生きするようになったので
公的年金が支給年齢を上げそうなので
退職金が景気悪化の影響で,昔ほどあてにならないから
以下,詳しく見ていきましょう。
1,公的年金があてにならないので,自分年金が必要
ズパリ,自分年金が必要な理由の一番は,公的年金があてにならないことです。
はっきりとは,テレビでは言っていませんが,構造的に公的年金は破たんすることが明らかです。
人口がピラミッドのような形式でないと成り立たないのですから。
人口が今後どんどん減っていくのは明らかです。
ですので,今のような公的年金は持続不可能です。
どうなるかというと,支給額の引き下げと,支給年齢の引き上げなどです。
結局,今の時代と比べると,公的年金で貰える総額が減ってしまいます。
ですが,生活費がそれに応じて少なくて済むわけではありません。当然ですよね。
だから,公的年金の足りない部分を補うためにも,自分年金が必要です。
2,長生きのリスク
医療技術の進歩により,昔と比べると長生きできるようになりました。
江戸時代などは,50代が寿命ですので,老後の備えなどほとんど必要ありません。
子供がいさえすれば,それぐらいの間は子供の面倒になることで,老後を送ることが出来たのです。
ですが,今の時代は違います。
平均寿命が80代ですから,仕事を引退してから,楽に20年ほど老後の人生があります。
20年もの長い期間を子供が面倒見れるわけがありません。
今の人は,昔と比べると収入も低いので,親の面倒を見る余裕はありません。
ですので,自分年金が必要なのです。
3,公的年金の支給年齢引き上げ
1の公的年金があてにならないこととも関係しますが,公的年金の支給開始年齢が引き上げられそうです。なぜなら,財源が足りないから。
定年退職してから,公的年金が支給されるまでに空白期間があるとあっという間に貯金が底をついてしまいます。
そうならないためにも,自分年金が必要です。
4,退職金の減少
退職金もあてにならない時代になりました。よっぽどの大手の会社や公務員でなければ多額の退職金はもらえません。
退職金も公的年金と同様,会社の中では積立不足になっています。
会社の稼ぐ力が弱まって,退職する人が増えれば,当然退職金の支給額も減ります。
ですから,自分年金がやっぱり必要なのです。
以上より,自分年金が必要な理由はたくさんあります。
今の時代の人は昔の人と同じ準備では,老後破綻してしまいます。
今の生活も大変ですが,将来の生活も同じように大切だと思います。
今の生活と将来の備えのバランスをとって,自分年金の準備をしましょう。